土地分筆登記とは

そもそも一筆の土地は、外見上では見分ける事ができない場合があります。

見た目は広い一つの区画であっても、公図を見て見ると複数の筆が存在する場合があり、その逆もあります。

一筆とは一つの地番が付番されている一画の土地であり、現地と公図を見比べないと解りません。

分筆登記は一筆の土地を公図上複数の筆に分ける登記手続を言います。

 

分筆登記をするわけは

一筆の土地の一部を売買する場合、2筆分筆したいとき、賃貸等の契約をする場合、抵当権設定をする場合に一筆の全部には設定したくなくその一部に設定したい場合分筆する、また相続により遺言や遺産分割が発生した場合、必要に応じて分筆する。

さらに一筆の土地の地目が複数に渡り異なる場合の分筆、宅地の一部を行政に寄付等をして道路にする場合の分筆、共有持分の土地を分割してそれぞれ単有名義にしたい場合の分筆などがあります。

 

作業の過程で準備して頂くポイント

委任状に押印して頂きます。

以前に測量している場合の測量図等があればご提示下さい。

登録免許税は分筆後の土地1筆ごと1,000円で印紙で納付します。

 

注意点

申請人は表題部所有者または所有権登記名義人です。

分筆登記は処分の登記になりますので、共有者の場合、全員の申請が必要です。

相続している場合は、相続人全員から申請、または一人から申請の場合は相続関係書類が揃っている事が必要です。

 


報酬額

15万円 ~ 30万円(通常登記のみ)※概算